家庭で実践!!お金に強い子に育てる方法
昨年に引き続き子供のマネ―教育勉強会を開催しました。
若者に金融教育をということで
家庭科の授業でも取り入れられ始めていますが
もっと根本的な部分からお金の常識を身につけるには
やはり家庭での取り組みが1番大事ではないかと思い
家庭でのマネー教育を実践しているのりさんに
どんな風に取り組んでいるのかをお話していただきました。
イントロダクション
2年間家庭で実践してきたマネー会議によって
子ども達にどんな変化が起こっているかの現状報告。
また家庭を家族で経営するんだという根底の考え方を
経営理念、ヴィジョン、事業領域の3項目を通してお伝えいただきました。
経営理念は『家族が幸せになる』ことということで
素晴らしい考え方だなと思いました。
第一部 子供と一緒に成長する家庭で行うお金の学び
勉強会の前半は家庭で行うお金の学びということで
家庭でのマネー教育を行う上でポイントになることを
step1~4の段階的に進んで行けるように組み立ててお話いただきました。
今後、同じように家庭で取り組みたいと思う人が
何から始めれば良いのかを迷いなく行えるように
順序立てしていただきました。
Step1・環境を整える
とても大事なステップとして
家族の大人の間で子供の教育方針の目線を合わせるということ
家庭内の大人の意見や行動が違うということは避けなければ
家庭の方針が全く機能しなくなりますよということで
お金についての教育方針として
- お小遣いの渡し方
- 子供たちのお金の使わせ方
- 子供たちが「これほしい」と言ってきた時の対処
等を決めておくという話をのり家での実践内容とともにお伝えいただきました。
Step2・お小遣いのルールを決める
子ども達の収入になるお小遣い
このお小遣いをどのように渡して
どのように使っていくのかを決めていくことが
お金の事を身につけることにつながっていくということ。
またお年玉の渡し方についてはのり家では
厚切りジェイソンさんの取り組みを参考にお小遣い残高の1割を渡すなど
良いと思ったことを積極的に取り入れておられました。
欲しいものはお金を貯めて自分で買うというルールも
子供たちに伝わっており、
子供たち自身で考えてメルカリなどを使て工夫していること
お小遣い帳からスマホのアプリに管理が移行したことなど
子供たちの成長とともにお金の使い方や管理の仕方が進化していることを
お伝えいただきました。
Step3・家族マネー会議を開催する
家族マネー会議は子供のお金の教育をするためだけの場ではない。
という話を最初にされました。
子供の教育だからやるというスタンスではなく
たとえ子どもがいなかったとしても夫婦で家族の方針を決める場である
ということで、この前提があることで
いつから子供にマネー会議をするべきか?
という疑問に答えがでてくるという話が印象的でした。
夫婦でマネー会議をやっているのを子供にも見せて
興味を持ち始めれば自然に参加させるというもので目から鱗でした。
また実際にのり家での取り組みを濃厚に紹介いただきました。
Step4・テーマ別お金の教育
のりさん自身がFP資格を取得しておられますので
家庭でお金の仕組みについて勉強する時間をとられていて
子どもでも理解しやすいところまでかみ砕いた内容で作られた資料を作成し
基本的なお金についての考え方を伝えておられます。
家庭でこれができれば子ども達が進路を考え始めた頃には大きな力になるだろうと思いました。
まとめ
のり家で2年間実践したマネー教育の結果、子供たちが持っている意識は
- いずれこの家から出て独立する
- 自分が欲しいものは自分でなんとかしなくてはいけない
- 世界、社会の出来事は自分の人生につながっている
⇒ だからお金のことを知ろうとする。
明日から取り組めることとして
- マネー教育のための環境づくり
- それと同時におこづかいについてもルールを決める
- はじめるなら「マネー会議」から身近な「家計」からお金にお興味を持ってもらい、
その後ライフプランや投資へとステップアップ!
という形で第一部の内容をまとめていただきました。
第2部 家計が助かる年間20万円分のポイ活実践術
この数年値上げが続いて家計が圧迫されている状況もあり
のり家で取り組まれているポイント活動についてお伝えしていただきました。
同じ支払いをするのに現金を引き出すと手数料が取られるのに
デビットカード払いをするとポイントがもらえるということが
ポイ活のきっかけになったということです。
それから年間で20万ポイント程度の結果につながるポイント活動方法についてお話していただきました。
最後に
のりさんから参加者の皆さんへのメッセージとして
子ども達へのマネー教育って大事だと思うか?
と聞けばほとんどの人が大事だと答えると思います。
では実際にやりますか?
と聞けばほとんどの人がやらないと思います。
それは「超めんどくさい」ことだから
だからこそ、それをやることで子供たちにとって
大きなアドバンテージになると考えます。(少し表現を端折ってます)
とのことでした。
参加者の声
参加された人の感想を原文のまま掲載しております。
- 家族会議によって家族のライフプラニングと家庭のお金が明確となり、お金に対する考え方を持つことができ、家族全員が納得して協力体制を作れると思いました。 また子供が自立するタイミングを示す事で、親離れ子離れが自然に出来上がっていけるのも容易に想像できました。 何より夫婦間で意見を合わせる事の大切さがしみじみ伝わりました。 よいご家庭をお気づきだなと羨ましくも思いました。 わたしも今からでも何ができるか考えてみたいと思っています.
- こんな状態になったらお金の話を始められる、ではなく、夫婦になったときからお金の話を始める…目から鱗でした。そりゃそうだよなと。とても勉強になりました。ありがとうございました!
- 既に成人している子どもたち。小さい時に聞きたかったです。当時は、お小遣いをどのように渡したらいいのか悩み、答えを見つけられませんでした。孫が生まれる頃になったら、お嫁さんたちに今回の話をしてみようと思ってます。ポイ活も、今後積極的にチャレンジしようと思ってます。
- 具体的な取り組み内容を知ることができて、参考になりました! ありがとうございました!
- 普段、のりさんのツイートを拝見していて、勉強会に参加してみたいと思っていました。 私はまだ1歳の娘と妻の3人家族なので、将来なんらかの形で家族とお金のコミュニケーションを取ってみたいと考えています。 のりさんの実践的な勉強会は大変参考になりました。 特に家族での報告会やポイ活はやるかやらないかしかないよと最後に言われていたのが印象的でした。(たぶんこんな感じで言われてました) 次回、機会があれば勉強会の後の懇談会にも参加してざっくばらんにお話できればと考えています。